アンダスタンド

わからないことだらけです。

好調の考察

今週もなかなかに絶好調な週でした。(今のところ…)

調子の良い日が続くと「ほら!私はやっぱりどこもおかしくなかった!『そっち側』じゃないの!」と触れまわりたいような気分になります。とはいえ、メンヘラ()歴が3ヶ月以上になると流石に「調子の良い日はそんなに続かない」ということも分かって来ますので、基本的には「これがいつまで続くか」と怯えている日々です。

 

さて。日内や日ごとの調子に差はあれど、大きな波としては生理周期が体調に関わっているのではないか――と仮説を立てていたのですが、今回の好調続きのせいでその仮説は早くも崩れ去ろうとしています。週末から来週頭あたりで生理が来る見込みでして、本来なら今頃が絶不調のはずなので…。

何故こんなに怖いほど好調が続いているのか?について、ぼんやりと考えてみました。

 

仮説①:抗うつ剤(アモキサンレスリン)の効き目が安定してきた

個人的にはこれが一番あり得る(し、そうであったら嬉しい)と思っています。

一般的に抗うつ剤は服用から2週間くらいで効き目が出始めて、効果が安定するには1ヶ月~2ヶ月ほど掛かるそうですね。現在、アモキサンの服用に切り替えてから2ヶ月と少しが過ぎたところなので、時期的にもあり得る話かなあと。

調子の悪いときには「アモキサンの切れ味が消えた、もっと飲みたい」なんて騒いでおりましたが、あの「切れ味」ほどの感覚は無いにしろ、今のスッキリした感じはアモキサンのそれに近いような気もしています。

もしこの好調が薬のおかげなのだとしたら、(たとえ今は人工感情だとしても)万々歳ですし、怖いし嫌なところもあるけど向精神薬って凄いなあ、と思わずにはいられません。

 

仮説②:新しく追加したエビリファイの効果

まだ飲み始めて一週間程度なので、これはウーン?という感じですが、可能性としてなくはないかなと思っています。

明らかな副作用としては、頻尿気味なことだけが気になっています。次回先生に相談してみようと思います。

 

仮説③:本来の生理周期と実際の生理周期がズレていて、これから不調期が来る

悔しいですがこれも可能性としては結構あり得るなと思っています…。

今回はたまたま好調の波が長いだけ、という。けれどそれにしては日々「きちんと安定している」感じもしますので、やっぱりお薬説のほうが濃厚かな?という感じです。

 

仮説④:たまたま(今週は仕事の負荷が低めだったから)

あり得ますよね(笑)

もしこの仮説が正しいのだとしたら、少し業務調整を入れて頂ければ劇的に改善する可能性もあるということなので、ある意味これも希望の星です。

 

真相は今のところまだ闇の中です…。

 

 

 

薬のおかげだろうがたまたまだろうが調子が良い日が続くと、何故か逆に自分を甘やかしたくなります。

具体的には「最悪、プロジェクトなんか放り投げて休職してもいいんじゃない?」といった感じに。

もっとも、この状態であれば「しんどいなあ」と思いつつも働けている状態(理解できる状態)なので、休職という選択肢は完全に甘えなのですが。

調子の悪い間は「何とか起き、何とか会社に行き、虚無と自己嫌悪でぼーっとしばがらボロボロ泣き(このあたりが理解できない状態です)、何とか座っている」ような状態なので、もしまたあの状態に戻ることがあったら真剣に検討しようか、と思っています。

ゾンビ状態の時ほど「がんばらばきゃ…」と思ってしまう節があるので、今の「普通の」思考回路を忘れないように取っておきたいです。

ゾンビ時は頑張ったところで「頑張って座ってる」ことしか出来てないので…(渦中に居るとその自覚がない)。よくあの状態で許されてたなと今になって思います。(許されてなかった可能性もありますが…一応みなさん大人の対応をして下さっています…)

 

週末には友人と飲み会の予定があります。

今はとにかく「調子の良い今」を楽しみたいです。

先週のまとめ

死にたかったり木曜にAM有給を使ったりもしました(「5日出社」の目標は未達でした…)が、総評としては「絶好調」な週でした。

安易に泣かないし、必要以上に自分追い込み漁を行うことも少ないし、週末にはまた友人と楽しく飲みにも行けました。近隣に気軽に誘える人が居るというのはありがたいですね。

 

また、先週良かったと個人的に思うのは、久々に怒りの感情を持てたことです。
詳細は省きます&ぼかしますが、湧き上がった怒りの原因は

「○○で辛いんだよね」

という発言に対してもたらされた

「それくらいならまだ全然大丈夫だよ。私はもっと○○だったから」

という慰め(?)です。

この慰め(??)を施行したのは元うつ病患者らしいのですが、それを聞いていた側の私は内心それはもうブチ切れでした。「お前、それ自分が辛いときに言われたらどう思うの!?」と。

数値化することが出来ない「つらさ」や心理的な症状について話をしている相手に対して、「それくらいならまだ全然大丈夫だよ」って……あまりに酷じゃないか?と思うわけです。

少なくとも私は、もう今後その人に何か相談することはないだろうな、と思いました。

「つらかったね、イイコイイコ」して欲しいわけでもないですしすべきとも思いませんが、「NGな弱音の聞き方」というのはあると思うんです。ツイッター等ならともかく、対面なら尚のこと。私もつい自分の話を重ねがちなので、自戒も込めて。

これくらいのことでイラつくのもどうなんだ、とも思いますが、元々の私はとっても短気なのでこっちのほうが常態なのです。笑

近頃では自分の不甲斐なさを責めこそすれ、何かに対してイラつく・ムカッとするという感情が極端に少なくなっていたので、やっぱり「怒」はとても大事な感情のひとつだと思います。※個人の感想です……w

 

さて、金曜日は診察日でした。

聞きたかった(&言いたかった)リストは2点あり、以下の通りです。

自律神経失調症の可能性はないか?

⇒「自律神経失調症」は診断書にそう書くことはあるが、病名じゃない。立ち位置的には「高熱」と書くようなもの。よって、治療の指針にはならない。病気なのであればもっと根本的な原因を探す必要がある。

・仕事がつらいです

⇒言えませんでした……「今週は体調もよくて、休みには飲みにも行きました」とプラスの報告に終始してしまいました。次回まで感覚が変わらないようであれば、次こそきちんと言いたいと思います(チキン……)。

 

自律神経失調症に関しては、なるほどー、という感じです。先生によって解釈の違いがあるのかもしれませんが、主治医の見解としては納得できました。

また、今週は一旦お薬が増えました。睡眠薬×2+アモキサンに加えて、エビリファイです。これで調子が良ければ次回アモキサンを減薬しましょう、という話になっています。(先生のアモキサン嫌いっぷりが本当に凄いです…笑)

現在服用3日目ですが、今のところ効果も副作用も「?」です。こうかはいまひとつのようだ…。

もっとも、効果が安定するのには2週間くらいかかるらしいこと&副作用もこれからかも?と思っているので、また何か変化があれば記録しに来ようと思います。強いて言うなら今日やたらとトイレが近いです。あと眠いです。

 

カウンセリングのほうは、本格的に認知行動療法の実践に入りました。体系立った形で自身の思考回路や行動原理を俯瞰するやり方は、やはり私に合っているような気がします。

平たく言う「ストレス解消法」を「コーピング」と呼ぶらしいのですが、ここから先の宿題は

・コーピングリストの作成&実践。やってみて効果があったかどうかの自己採点。

・ストレスを感じた状況をメモしておく。日時や時間含め、なるべく詳細に。

この2種類がひたすら続くようです。

今日見つけた仕事中に出来る「コーピング」は、「離席してトイレでツイッター」です(笑)。

ちなみに、コーピングリストの最終目標は100個とのこと。果てしないなあ、と思うのですが、カウンセラーの先生が「これが私のコーピングリストの一部です」と見せてくれたものの中に

「『こいつは小さい人間だなあ』と相手を憐れむ」

プレモル(ロング缶)を買う」

なんていうものまで入っていて(ちょっと笑いました)、そういうものまでOKならリストを作るのも少し楽しそうだなと思っている次第です。

 

今日も比較的「好調」の部類です。

生理周期が影響しているのならばここからガタガタっと崩れる見込みなので戦々恐々としていますが、このまま勢いで良い日が続けば良いなと思っています。

新しい感情

死にたい、という明確な感情を抱いてしまった自分に驚いています。今の状態を忘れないようメモ代わりに書き留めておきます。

 

まず前提として、昨日今日は本当に調子が良かったです。仕事中トイレに逃げ込んで号泣することもなければ、身体を引きずるような疲れもありませんでした。もっと働けそうな感じすらありました(今も)。思考回路もすっきりしています。

先月末も数日間体調の良い日が続いたことがありましたので、おそらくこれは月経周期が深く関係しているのではないかと考えていますが…(周期的にも、今がちょうど排卵日周辺です)。

 

調子が良い、ということをもう少しブレイクダウンして言うと、それは「仕事と体調以外のことをナチュラルに考えられる」ことだと思います。今日それに気付きました。逆に言うと、近頃は「仕事と体調以外のことを考えられなくなっている」状態だったんですね。その事に気付いていませんでした。「つらくない状態」を忘れかけていました。

 

珍しく取引先から直帰する電車の中で「ああそうだ、そういえばこういう感じが普通なんだ」と本当にしみじみ思いながら、「寝て起きたら、またあの日々が来るんだな」と気付いて、ガツンと絶望しました。気分も思考もスッキリしていておそらく久々の「普通」なのに、気付いたら駅のホームでぼろぼろ泣いていました。

多分生まれて初めて明確に「死にたい」と思いました。

「あの人が通り魔だったらいいなあ」だとか、「この電車が事故らないかなあ」だとかは、近頃では比較的慣れ親しんだ思考回路の一部になっていました。けれど、ここまでシンプルに「死にたい」とだけ思ったのは、多分今日が初めてでした。

 

おそらく、ここ数ヶ月の状態が異常だということを「普通」の頭で認識してしまったのだと思います。

「もしかして私は本当にメンタルの病気なんじゃないか?」と「やっぱり私は病気なんかじゃない」の間をうろうろ行ったり来たりしながら、つらい、でもちゃんとしなきゃ、ちょっと疲れてるだけ、だから苦しいのは今だけ、もうちょっと頑張れる、と言い聞かせて3ヶ月過ごしてきました。でも何かのきっかけでフッと「普通」の視点に戻って考えてみると、近頃の日々や思考回路は明らかに「異常」で、私にとっては「耐えがたい」部類に入ると気付いてしまったのです。

明日からまた異常になるくらいなら死にたい。

多分そういうストレートな感情だったのだと自己分析しています。これが希死念慮でしょうか。

とはいえ「よし、じゃあ死のう」と思うほどの勇気は勿論なく、正常な思考回路と死にたい気持ちのままグズグズ帰宅して泣きに泣いて、今やっと落ち着いてこの記事を書いています。(この「落ち着いた」はいつもの虚無状態に戻った、ということ…)。

 

何度も言うように自分が病気なのか否かは聞いていないので分からないままですが、「うつ病患者は回復期の自殺率が高い」という話をふと思い出しました。その思考回路の一端を、少しだけ覗いたような気になっている夜です。

 

今週は「5日間出勤する」が目標ですので、今日は早めに寝て、異常だろうが何だろうが明日も出勤してやる、と息巻いています。息巻ける、ということはまだ元気な証拠だとも思います。

 

鬱々とメンヘラじみた事を言いながらも働けているのでまだ大丈夫だと思いますが、本当に「病気」のようになってしまうまで働くのも馬鹿らしいと思っています。けれどそのボーダーラインが分からないので、今はひたすら「なるべくこれ以上すり減らないように」気をつけながら、チキンな持久戦をしている状態です。

 

久しぶりに調子が良くて、初めて死にたい日でした。

薬の話

先日の記事で「仕事がつらい」と書いたことにより唐突に意識したのか、漠然とでも辛さを自覚するとどんどん「仕事イヤイヤ」モードになってしまってダメですね…。

意識してしまえば身体は正直なもので、いよいよ体調も怪しい…な感じで困り果てています。とはいえまだ夕方以降は調子の出る日も多く、「何のこれしき」と思える部分もありますので、もう少しだけ粘ってみようと思っています。

ちなみに目標を下げるところまで下げて、今週は「5日間休まずに出社できたら合格点」と考えています。(それでも結構ギリギリのラインを突いた目標な気がするのが、情けないところですが……)

 

さて、状態異常(なんと呼べばいいのか)が始まってから丁度3ヶ月ほどが経ちました。

通院・服薬を始めてからは約2ヶ月。1日1日は苦しくてとてつもなく長いのに、全体を振り返ってみるとあっという間だったような気がします。

相変わらず自分の状態すらも良く分かっていないnot understoodな状態ですが、メンヘラ初心者なりに一度服薬した薬たちについてまとめてみようと思います。

 

 

◆服薬中止

・加味逍遥散

更年期的な症状に効く漢方薬ですね。通院に踏み切る前の段階で、自己判断により通販で購入して飲んでいました。効果はお察しの通り…(発狂を抑えるだけの力は無かった…)。

飲んでいた期間が1ヶ月弱だったので、効果が出てくる前にやめてしまっただけ、もしくは体質に合わなかっただけかもしれません。

ちなみに、転院前のクリニックでは「夏山さんには加味逍遥散合いそうなので、そのまま飲んで良いですよ」と言われており、レクサプロとあわせて飲んでいた時期があります。

 

・レクサプロ

安定の第一選択薬…なのでしょうか。軽く調べてみると、うつ状態にはまずレクサプロ処方、という選択が多いようですね。(SSRI、なんて言葉を自分が知ることになるとは思いませんでした…)

ちなみに、向精神薬の副作用の洗礼を受けたのがこの薬でした。

「吐き気があるかも」と言われていたのですが、私は無かったです。あったのは異様な焦燥感、不安感、過覚醒感、動悸、息苦しさ、不眠など…。まるでそれまでの状態がそのままさらに悪化したような感じでした。

服用4日目あたりでどうしても耐えられなくなって、午前半休(体調悪すぎてその日は有給取ってました)中に半泣きで「飲むのやめても良いですか……」と主治医に電話しました。あそこまで必死に電話したのは仕事以外では人生初だと思います。

そしてあっさりその日から投薬中止。あまり良くない副作用だったようです。レクサプロ、良い薬らしいですが、私の中では軽くトラウマ案件です。

 

 

◆服薬中

アモキサン

レクサプロが服薬中止になって、代わりに処方されたのがこの薬でした。「三環系」と呼ばれる古いタイプの抗うつ剤らしいですね。

こちらは「レクサプロより副作用が多いかも…」と脅されていた割に、殆ど副作用らしい副作用はなくて拍子抜けでした。強いて言うなら便秘くらいだと思いますが、元々便秘気味なので私はそこまで苦ではありません。(ただ便意すら消えるので、食べたものが今どこに溜まっているのか考えたくないです…)

レクサプロの副作用に懲りていたので最初は飲むのが凄く嫌だったのですが、結果この薬はかなりドラマチックに効きました。

Windows95でも搭載してるのか?という感じだった午前中の脳みそが動く!ごはんが美味しい!やる気がある!と最初は感動したものです。

また、関係あるかどうか分かりませんが、それまで数ヶ月間悩まされていた「昼過ぎの異様な眠気」が解消されました。午後に打ち合わせがある日には眠眠打破を2本飲みコーヒーを飲み(それでも眠い)、前日はそれに備えて早く寝て(寝れない)、打ち合わせが無い日は会社のトイレ個室に篭城して15分くらい仮眠する…ということをしなくて良い。私にとってはそれだけでも充分嬉しい効果でした(結局あの眠気が何だったのかは謎のままですが…)。

そういう経緯もあって私はこの薬がとても気に入っているのですが、今の主治医は「アモキサンはなるべく早く減薬したい」と再三仰ります。長期的に使うと依存性が高くなりやすいことや、そもそも副作用が多い薬だということが背景にあるようです。

今は「効いているとは思うけれど、最初の頃に感じたようなドラマチックな切れ味は無い」といった感じです。個人的には減らしたくない(むしろもう少し増…)という感じなのですが…。今後どうなるか未定です。

ちなみに、アモキサンの副作用としてよく言われる「太る」。私も服用開始から1キロくらい太りましたが、多分単なる食べすぎだと思います(笑)

 

レンドルミン(ブロチゾラム)

睡眠導入剤です。

アモキサンを飲み始めた初期の頃に副作用で不眠があったこと、元々(状態異常なるよりも数ヶ月前から)寝つきが悪かったことから処方されました。

調べてみると「弱い」「効かない」という意見をよく目にするのですが、私には比較的素直に効いてくれていると思います。副効果として、寝入り端の金縛り(これもかなり前から)がなくなりました。薬のおかげとはいえ、ストンと寝られるのはとても気持ちが良いです。ありがたい薬です。

 

レスリン(トラゾドン/デジレル)

睡眠薬という名目で処方されていますが、分類的にはこれも抗うつ剤らしいですね。今のクリニックに転院してから追加された薬で、早朝覚醒(という言葉を初めて知りました…「早起き」だと思っていた笑)があったことから処方されたようです。

最初休前日に言われた通り3錠飲んだのですが、翌日の夕方まで眠くて眠くてぼーっとしてしまい、人間として使い物になりませんでした。余計なことを考えずにふわふわしていられる感じはとても好ましいのですが、流石にこれじゃあ仕事が出来ない!ということで今は1~2錠に落ち着いています。

相変わらず5時台に目は覚めるのですが、その後スルッと2度寝できるようになったので、睡眠薬としては一応…多分…効いているのだと思います。抗うつ剤としては…どうなのでしょう。ちょっと分かりません。

(この薬、仕事や学校に行きながら75mg以上飲めている人居るのでしょうか…かなりボヤーッとしてしまう印象が強いです…)

 

 

以上がこの3ヵ月でお世話になった薬です。本当に自分がこんなことに詳しくなるとは思ってもみなかったです…(笑…えない)

ここ1ヵ月は朝夕にアモキサン、就寝前にアモキサンレンドルミンレスリンという処方で(安定に程遠いながらも)何とか働きながら生きております。

書き出してみると、超アッパー系のアモキサンとダウナー系のレスリンを一緒に飲むというのは、素人目線で考えると不思議な処方ですね…。自分用の途中経過メモですが、もし誰かの情報になれば幸いです。

 

 

「私は病気なのでしょうか?単なる疲れでしょうか?」と率直に聞くのも恐ろしくて(正直知りたいような知りたくないような…)未だに自分から主治医に聞いていないのですが、そろそろ「一時的発狂」で押し通すのも無理が出てきたのできちんと向き合いたい、とチキンハートなりに思ったりもする仕事帰りです。

 

不定の狂気だとしても1d6ヵ月くらいで回復する筈なんですけれどね…気付けばもう3ヵ月経ってますので…

今週のまとめ

今週は「精神的には安定しているけれど体調が悪い週」でした。

北海道旅行に始まり、月曜祝日にはTRPGGMをし(GMが出来るのはかなり安定している証拠だと思います)、木曜の祝日には部屋をがっつり掃除し(最近全然出来ていなくてそれにまたイライラしていたので、とても良かったです)、金曜には友人と酒を飲み。精神的には、仕事の場面を除けばかなり「普通」だったように思います。楽しい週でした。

けれど反比例するように体調が思わしくない週でもありました。貧血?のような気持ち悪さと目眩で職場のトイレから1時間くらい出てこれなくなる。朝吐いてから出かける。木曜のTRPGの途中で気分が悪くなって吐くために離席する。などなど。どうにもこうにも、うーん…といった感じです。

件の上司からもまた呼び出しを受け、「本当に休むという選択肢を考えないのか?視野に入れた方が良いのではないか?」との提言を頂きました(そりゃあ、1時間トイレに篭っていたら仕事になりません…怒る代わり、だったのだと思います)。が、流石にまだ業務調整を入れて頂く程甘えるような踏ん切りは付きません。

 

近頃は、趣味を楽しむと決まってその後「仕事もろくに出来ない癖に、趣味だけはこんなに楽しめるんだな」という情けない気持ちや罪悪感に苛まれます。

うつ病などで本当につらい人は恐らく趣味なんて出来ない程に心身共に疲弊していて、一方通常状態の人は日々文句を言いつつもバリバリ仕事をこなしています。そんな中で「仕事はできないのに趣味は出来る」などという状態は、いかにも「うつ病っぽい感じを装った甘え」ではないかと思うのです。今の私は、そういうタチの悪いエセ疾患者であるような気がしてなりません。

そうであるなら明確に「お前は病気なんかじゃない、働け」と言われたいところなのですが、大人になるとそうやって叱ってくれる人も居ないので、結局真相は闇の中。そうして私はまたズルズルと甘えを加速させてゆくのだと思います。

 

*

 

先週の心療内科では、先生からの「何かここを変えればラクになる、と思う部分はあるか?」という質問を受けました。

私はこれに「自分の気の持ちようだと思います」となかなかにすっ飛んだ回答をしてしまった(先生も困っているように見受けられました…)のですが、一応自分の中では論理は飛躍しておらず、きちんと順序立てて導かれた結論なのです。

次回受診時に先生に私の考えを説明したいと思っているので、メモがてら書き記します。

 

Q.何かここを変えればラクになる、という部分はあるか?

A.「漠然と仕事がつらい」ので、どこを変えればラクということはない。

 

・仕事内容……4月に異動があり大幅変更。とは言えこの程度の変化はこの先いくらでもある。現在の仕事内容が嫌なわけでもない。

・残業時間……昨年度と比べると、1.5倍くらい(現在で大体月平均50時間弱)。増えてはいるが、激務という程ではない。

・人間関係……正直まだ新チームに馴染み切れていない部分はある。しかし上司は気を遣い根気強く接してくれている。

 

総括

周りに対して「ここを変えてくれ」と言いたい部分がない。環境は普通なのに、私がうまく適応出来ていないだけ。よって、「私の打たれ弱い捉え方を変える。気の持ちようを変える」が、今の状態から抜け出す1番適切な方法だと思っている。(なかなか上手く行っていない)

 

Q.休むつもりはないのか?

A.正直迷っている部分はあるが、この程度で甘えてはいけないと思う。

休職すれば、正直短期的にはかなりラクになると思う。けれど今そういう逃げ方をしたら、一生ラクな方へ逃げる癖がついてしまう気がする。必ず同じことを繰り返すと思う。なので、長期的に考えるとここが踏ん張りどころだと感じている。そして踏ん張りつつ、今後の人生で同じことを繰り返さずに済むように認知行動療法による思考訓練を行いたい。

 

こんなところでしょうか。

上司は「長期的に考えた時に、今働き続けさせることが良いのか分からない」「お前、それで取り返しが付かないほど酷くなったらどうするんだ?」と再三繰り返します。

冒頭に言ったとおり、最近の私は「エセ疾患者」な感じですので、恐らく「取り返しが付かないほど酷い状態」にはならないと思うのですが(何せエセなので)……そこまで言われると、確かに少し考え込んでしまうのも事実です。

 

今週はずっとこんなようなことを考えていました。結論はまだ出ていません。

状況を判断するために客観的な意見は聞きたいと思うのに、客観的に見たら「甘え」に終着してしまうであろうことは分かりきっているので、他人に意見を仰ぐのが怖い部分もあります。そういうところまで自己保身に必死で嫌になります。

 

来週は仕事の方も、もう少し頑張りたいです。

そうすれば、趣味をしても罪悪感に潰されずに済むと思います。

ゼツメツ少年

この3連休は、久しぶりに(それはもう久しぶりに)精力的に活動した週末でした。

友人たちに会うため北海道へ飛び、1泊旅行をして、行き帰りの飛行機では文庫本を1冊読破し、昨日はTRPGGMもしました。気分も基本的にはずっと安定していて、あーそうそうこれこれ、といった感じでした。残念ながらそれでも到底「本来の」とは言えない馬力とテンションではあったのですが、近頃のカビのような日々と比べれば充分過ぎるほどの及第点だったと思います。

強いて言うなら、旅行を終えた後に襲ってくる「旅行はこんなに普通に楽しめるくせに、仕事になると急に鬱ぶるんだな」「好きなことだけ出来て、嫌なことからは逃げようとするんだな」という罪悪感と自己嫌悪がそれなりにえげつなかったです。その通りの弱い人間なので、存分に自己嫌悪しておきました。(するだけ無駄、そんなこと考えている暇があるならさっさと仕事をしろ、という叱責も込めて。)

 

行き帰りの飛行機で読んだのが、重松清の「ゼツメツ少年」です。

話の構成はすこし複雑でそれもまた面白かったのですし、主題そのものは重松清らしい(と言えるほどの本数を読んではいないですが)、まっすぐストレート、な話でした。普段であればちょっとクサいなあと思ってしまうような内容でも、弱体化している折には心にグサグサ届くようです。何度も泣きながら読みました。

中学生のタケシ(作中では明言されていませんが、おそらく発達障害を抱えている子どもでしょう)、正義の味方でありたかった小学生のリュウ、とある理由からちょっとヒネた物の見方をす少女ジュン。3人のちょっと不思議な冒険の話です。

何を言ってもネタバレになりそうなので控えますが、

「夢とか、希望とか、正義とか、思いやる心とか、自分は大切な人間なんだという誇りや自信。そういうものを持っているから踏みにじられる」

「じゃあ最初から持たなければいいと言われるかも知れないが、持っていることを後悔したことはない」

「でも、最近そういうものがすり減ってゆくのを感じる。それが怖くて、嫌だ。すり減ってなくなってしまう前に、抱いたまま死にたいだけ」

作中でリュウが同意したこういった感覚は、とてもよく分かるような気がします。

(その後、親の「夢なんてなくても、正義の味方じゃなくても、優しくなくてもいいから生きていて欲しかった」という言葉が出てきて安直に号泣するわけですが……)

 

踏みにじりがいのある大事なものがたくさんある、というのは、どうやら生き辛いことなのかもしれないです。もっとも、私は誰かに何かを踏みにじられたわけでもなく、勝手に自損事故ですり減らしている状態なわけですが。(本当に何なんでしょう…)

 

 

先週の病院では仕事について思っていることを、上手く先生に説明できなかった気がします。存外自己開示が下手なのです。次回はメモを取って挑もうと思います。そのあたりの話は、また気が向いたときにここで考えてみようと思います。

今日は頭がシャキッとしていて良い日です。毎日こうだと良いのですが。

健康で文化的な最低限度の生活

先日の部長からの「休憩も視野に…」という話をきっかけに、通勤時間などにこういったエントリーを覗くようになりました。

 

うつ病ですが、休職するかどうかの判断 http://okspe.yomiuri.co.jp/reader/view/topic.jsp?tpid=076347&g=03

 

なるほどなあと思います。

私はお医者様から休職を勧められているわけでもないですし、「うつ病」だと断定的な診断を下されたわけでもありませんので、うつ病患者の方と同じ土俵で自分の状況を語るのも良くないのかなと思います。

ちなみに、今主治医に言われている事としては「疲れてるんだから、まずはとにかくきちんと寝なさい」「"うつ状態"ですね」くらいのことです。病名は告げられていません。(うつ状態うつ病って、どの辺りに境目があるんでしょうか…。)

「仕事は行けていますか / できていますか」は毎回聞かれることですが、「行けています / 出来ていると思います」と回答しています。案外自己開示が下手なのか、自分の主観的な気分や体調の話になると、お医者様相手にもどこまで詳細に事を語って良いのか未だに分かりません。

 

朝始業に間に合う時間に起きて、最低限人前に出られる身なりに着替えてメイクをして、電車に乗って、会社や取引先に行って、ギリギリセーフのパフォーマンスで仕事をして(パフォーマンスの低下は、流石に自覚しています)、帰ってきて、睡眠薬で眠る。ごはんは3食きちんと食べていますし、Twitterでは盛り上がって話も出来ますし、気分の良い時はTRPGだって出来ます。

健康で文化的な最低限度の生活って、こういう感じでしょうか?

元々はもっと大笑いしたり、上司に楯突いたり、友人と飲み歩いたりするタイプでしたので、「大人しい気分」にどうにも慣れません。「元々がパワー系だっただけ、今でも充分じゃないか」と言われたら「そうなのか」と納得するほかありません。納得しますが、全部がグレーでなにも楽しくないなあという気分です。

 

体調は悪くないと思います。

吐き気(というより、口の中が酸っぱくオエッと来そうな感じ)は常にありますが、ずっと飴を舐めていれば大丈夫です。午前中に心身共にゾンビ状態になりがちなのはうつ状態における「日内変動」というものらしいので、そういうものだと割り切れば何とかやっていけそうです。(「愚痴垢」のような捌け口が必須ですが……)

環境にも不満はないですし、むしろ甘やかされているくらいだと思うので、刺したい人は今日も自分くらいです。

 

 

飲んでいないよりはずっとマシですが、当初感じていたアモキサンのあのビシッとした切れ味を感じられない今日この頃です。

今日はあまり残業せずに帰れそうです。