うつ病患者と言われても
うつ病患者と言われても、ピンときません。
金曜日の通院時に、ついに勇気を出して「私はうつ病なのでしょうか?」と主治医に尋ねました。主治医もおそらくあまり診断名にこだわりたくない(病名より症状に着目したい)タイプ、かつ、私自身が自分の状態を聞きたくなかったこともあり、夏から今までずっと正式な病名を告げられてはいない状態で過ごして来ました。
結果は、「典型的なうつ病だと思います」とのこと。
薄々というか半ば勘付いていたことではあったので別に今更どうということはないのですが、やっぱりそう断言されてもピンときません。私がうつ病?本当に?なんで?という感じです。
何だかんだ文句を言いつつタフに生きてきた方だったので、まさか自分がうつ病になるとは思ってもいませんでした。今でもやっぱり半分信じられません。
薄々気づいていたのはどう考えても精神状態が異常だから。
病名を聞きたくなかったのは、
・自分が精神病を患ったと認めたくない
・病気だと認めたら、全部「うつ病だから仕方ない」と甘えてしまいそうで嫌
のような理由からです。この考えは、今もまだ少しだけ継続しています。自分が病気だった(現在進行形なのがまだ認められない…)ということを自覚した上での気の持ちようを考えなければならないなあと思います。
今は薬のおかげ?で殆ど普通の人間という感じの生活が出来ているので、現在進行形で病気と言われても本当にピンときません。いや、普通だけど?と返してしまうと思います。でもこれも抗うつ剤のお陰でこうなっているのかな…と思うと……。どこまでが本来の自分のコンディションなのか分からない、というのは、正直だいぶ嫌な感覚です。こんなに普通でも、服薬を止めたら実はまだゾンビ状態なのでしょうか。神のみぞ知るです。
ちなみに、半分ジョークで甘えたことを言うなら、休み時は完全に逃しましたね(笑)
今は本当に元気な感じなので、残業規制なんかしなくても普通に働けるのになあと思っています。
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うつ病の「回復期」は、とにかく調子に乗らないことが大事だと主治医に言われました。調子に乗って勝手に薬を減らしてみたり、ガンガン働いたりするのはご法度とのこと。
最近「今日は睡眠薬飲むの辞めてみよう」とか「アモキサン1回飲み忘れても全然大丈夫だな」などとよく思いますので、耳が痛い話です。ちゃんと飲みます…。
あとは自殺願望に注意、などとネットには書かれていました。
この記事で書いている通り、1回だけ明確に「死にたい」と思ったこともありましたが、それ以来は一切そんなこともありません。
そういえば「他殺願望」も最近全然頭を掠めなくなりました。四六時中「あのトラックが突っ込んで来い」「誰かが今私の背中を押してくれ」「窓から殺人犯が入って来てほしい」なとど思っていたのは、今思えば異常だったんですね(笑うところ)。
思えば、この「死にたい」の記事のエントリーがちょうど回復期のはじまりだったのかなと思います。この時以来体調に大きな下降もなく、ちょうど1ヶ月が過ぎようとしています。「調子が良くて死にたい」とは、人間不思議なものです。
今は取り敢えず、自分が現在進行形で病気だと認めることをしなければならなさそうです。難しい。今日もそれなりに元気です。