薬の話
先日の記事で「仕事がつらい」と書いたことにより唐突に意識したのか、漠然とでも辛さを自覚するとどんどん「仕事イヤイヤ」モードになってしまってダメですね…。
意識してしまえば身体は正直なもので、いよいよ体調も怪しい…な感じで困り果てています。とはいえまだ夕方以降は調子の出る日も多く、「何のこれしき」と思える部分もありますので、もう少しだけ粘ってみようと思っています。
ちなみに目標を下げるところまで下げて、今週は「5日間休まずに出社できたら合格点」と考えています。(それでも結構ギリギリのラインを突いた目標な気がするのが、情けないところですが……)
さて、状態異常(なんと呼べばいいのか)が始まってから丁度3ヶ月ほどが経ちました。
通院・服薬を始めてからは約2ヶ月。1日1日は苦しくてとてつもなく長いのに、全体を振り返ってみるとあっという間だったような気がします。
相変わらず自分の状態すらも良く分かっていないnot understoodな状態ですが、メンヘラ初心者なりに一度服薬した薬たちについてまとめてみようと思います。
◆服薬中止
・加味逍遥散
更年期的な症状に効く漢方薬ですね。通院に踏み切る前の段階で、自己判断により通販で購入して飲んでいました。効果はお察しの通り…(発狂を抑えるだけの力は無かった…)。
飲んでいた期間が1ヶ月弱だったので、効果が出てくる前にやめてしまっただけ、もしくは体質に合わなかっただけかもしれません。
ちなみに、転院前のクリニックでは「夏山さんには加味逍遥散合いそうなので、そのまま飲んで良いですよ」と言われており、レクサプロとあわせて飲んでいた時期があります。
・レクサプロ
安定の第一選択薬…なのでしょうか。軽く調べてみると、うつ状態にはまずレクサプロ処方、という選択が多いようですね。(SSRI、なんて言葉を自分が知ることになるとは思いませんでした…)
ちなみに、向精神薬の副作用の洗礼を受けたのがこの薬でした。
「吐き気があるかも」と言われていたのですが、私は無かったです。あったのは異様な焦燥感、不安感、過覚醒感、動悸、息苦しさ、不眠など…。まるでそれまでの状態がそのままさらに悪化したような感じでした。
服用4日目あたりでどうしても耐えられなくなって、午前半休(体調悪すぎてその日は有給取ってました)中に半泣きで「飲むのやめても良いですか……」と主治医に電話しました。あそこまで必死に電話したのは仕事以外では人生初だと思います。
そしてあっさりその日から投薬中止。あまり良くない副作用だったようです。レクサプロ、良い薬らしいですが、私の中では軽くトラウマ案件です。
◆服薬中
レクサプロが服薬中止になって、代わりに処方されたのがこの薬でした。「三環系」と呼ばれる古いタイプの抗うつ剤らしいですね。
こちらは「レクサプロより副作用が多いかも…」と脅されていた割に、殆ど副作用らしい副作用はなくて拍子抜けでした。強いて言うなら便秘くらいだと思いますが、元々便秘気味なので私はそこまで苦ではありません。(ただ便意すら消えるので、食べたものが今どこに溜まっているのか考えたくないです…)
レクサプロの副作用に懲りていたので最初は飲むのが凄く嫌だったのですが、結果この薬はかなりドラマチックに効きました。
Windows95でも搭載してるのか?という感じだった午前中の脳みそが動く!ごはんが美味しい!やる気がある!と最初は感動したものです。
また、関係あるかどうか分かりませんが、それまで数ヶ月間悩まされていた「昼過ぎの異様な眠気」が解消されました。午後に打ち合わせがある日には眠眠打破を2本飲みコーヒーを飲み(それでも眠い)、前日はそれに備えて早く寝て(寝れない)、打ち合わせが無い日は会社のトイレ個室に篭城して15分くらい仮眠する…ということをしなくて良い。私にとってはそれだけでも充分嬉しい効果でした(結局あの眠気が何だったのかは謎のままですが…)。
そういう経緯もあって私はこの薬がとても気に入っているのですが、今の主治医は「アモキサンはなるべく早く減薬したい」と再三仰ります。長期的に使うと依存性が高くなりやすいことや、そもそも副作用が多い薬だということが背景にあるようです。
今は「効いているとは思うけれど、最初の頃に感じたようなドラマチックな切れ味は無い」といった感じです。個人的には減らしたくない(むしろもう少し増…)という感じなのですが…。今後どうなるか未定です。
ちなみに、アモキサンの副作用としてよく言われる「太る」。私も服用開始から1キロくらい太りましたが、多分単なる食べすぎだと思います(笑)
睡眠導入剤です。
アモキサンを飲み始めた初期の頃に副作用で不眠があったこと、元々(状態異常なるよりも数ヶ月前から)寝つきが悪かったことから処方されました。
調べてみると「弱い」「効かない」という意見をよく目にするのですが、私には比較的素直に効いてくれていると思います。副効果として、寝入り端の金縛り(これもかなり前から)がなくなりました。薬のおかげとはいえ、ストンと寝られるのはとても気持ちが良いです。ありがたい薬です。
睡眠薬という名目で処方されていますが、分類的にはこれも抗うつ剤らしいですね。今のクリニックに転院してから追加された薬で、早朝覚醒(という言葉を初めて知りました…「早起き」だと思っていた笑)があったことから処方されたようです。
最初休前日に言われた通り3錠飲んだのですが、翌日の夕方まで眠くて眠くてぼーっとしてしまい、人間として使い物になりませんでした。余計なことを考えずにふわふわしていられる感じはとても好ましいのですが、流石にこれじゃあ仕事が出来ない!ということで今は1~2錠に落ち着いています。
相変わらず5時台に目は覚めるのですが、その後スルッと2度寝できるようになったので、睡眠薬としては一応…多分…効いているのだと思います。抗うつ剤としては…どうなのでしょう。ちょっと分かりません。
(この薬、仕事や学校に行きながら75mg以上飲めている人居るのでしょうか…かなりボヤーッとしてしまう印象が強いです…)
以上がこの3ヵ月でお世話になった薬です。本当に自分がこんなことに詳しくなるとは思ってもみなかったです…(笑…えない)
ここ1ヵ月は朝夕にアモキサン、就寝前にアモキサン+レンドルミン+レスリンという処方で(安定に程遠いながらも)何とか働きながら生きております。
書き出してみると、超アッパー系のアモキサンとダウナー系のレスリンを一緒に飲むというのは、素人目線で考えると不思議な処方ですね…。自分用の途中経過メモですが、もし誰かの情報になれば幸いです。
「私は病気なのでしょうか?単なる疲れでしょうか?」と率直に聞くのも恐ろしくて(正直知りたいような知りたくないような…)未だに自分から主治医に聞いていないのですが、そろそろ「一時的発狂」で押し通すのも無理が出てきたのできちんと向き合いたい、とチキンハートなりに思ったりもする仕事帰りです。
不定の狂気だとしても1d6ヵ月くらいで回復する筈なんですけれどね…気付けばもう3ヵ月経ってますので…